「姫って体も小さい……」

先ほど説明した通りだが?

「可愛い……」

「っ!」

帝が俺の足を袴の上から触りだした……くすぐったい……。

「姫って脚細いんだね」


なんだこの変態発言。
耳元で言われるもんだから余計……。

「姫が一番乱れてくれるのはどこかな?」

「……ぁ……」

声出るっちゅーの! やめろって!

待てよ? このまま脚から手が動けば男だって即バレ!?

やべぇ……どーにかしないと……。

「あ。そーだ」

「!?」

いきなり押し倒された……いつも思うんだがなんでこんなに押し倒されるんだ……?

「つ……っ」

鎖骨……鎖骨に顔が帝のっ!

「暴れないで……」

暴れるも何も暴れられない状況なんだが……?

帝が服を少しはだけさせた。

「姫の肌、白いね……」

あいにく外に出られないんでね。

「すぐ紅くなりそう……」

「?」

どーゆー意味だ?

「……ぁっ」

鎖骨に咲いたのは紅い華。

誰にもできない

紅い華。