竹取の翁、竹を取るに、この子を見つけて後に竹取るに、節を隔てて、よごとに、黄金ある竹を見つくること重なりぬ。

かくて翁、やうやう豊かになりゆく。


竹取の翁が竹を取るのに、この子を見つけてから後、節の両側の空洞一つ一つに、黄金が入った竹を見つけることがたび重なった。

こうして、翁は次第に裕福になっていく。

出典―竹取物語―