「オレ、やっぱ付き合うのやめようと思う。」 「ふぅん。」 「今日こそ、言う。…それから、しばらくひよりと離れようと思う。」 「あ、そう。」 「あぁ。」 何が楽しいのか、シャーペンを動かす指を止めることなく椅子をガタガタ揺らし始めた笹鳴は、不安定な体勢のまま素っ気なく相槌をうった。 所詮他人事だからな。 納得しかけたオレが背を向けると、笹鳴は不安定な体勢からオレの腕をつかんだ。 「なんて言う気だ?」 「え?」 「断る時、なんて言う気なんだよ。」