苺のアップリケ


「何? どうしたの?」

頬を赤く染めて、それでもオレから目をそらさない美奈津に目を奪われた。

「…何でもないよ。」

口から響く、頼りない声に驚く。

「そう?」

小首を傾げ上目遣いに見る美奈津は文句なしに可愛いくて、オレの心臓を跳ね上げた。

「みなちゃん、お店、入ろう?」

美奈津の腕を引くひよりはオレの方を見なかった。