夢〜明日への奇跡〜（実話）

源太は私の思い付く所々を捜してくれた…。
ちょうど信号待ちをしていた時だった。

『もう…いいよ。帰ろう…』

『よかねーよ！あのイケメン野郎何してるんよ…あれあいつじゃねーのか？』

ファミレスの窓際を見て源太が言った。

私は目を疑った。
どうか人違いでありますようにとひたすら祈った。

でも…間違いなく和実だった。
どうして…。
隣にはロングヘアがとても似合う綺麗な大人の女性が和実に深刻そうな雰囲気て話していた。

『…あの人誰…』
『俺が知るかよ！どーすんだよ！行くのか？信号青になっちまうぞ！』

『行って…』

『いいのかよ！俺が付いててやるからよ』

『お願い！行って…見たくない』

源太は戸惑いながらも車を走らせた。

どうして？和実…。
あの人は誰なの？
私に嘘言ったの…。
涙が止まらなかった。
信じていたのに。