夢〜明日への奇跡〜(実話)

『待たせてごめんなさいねまた遊びにゆっくりいらっしゃいよ!お弁当源太君の分も入れておいたから。コンビニ弁当ばっかじゃだめよ!麗奈に作らせなさいよ(笑)』

『マジっすか!!すいません。ありがとうございます』

『もーお母さんってば!源太行くよ!じゃ行ってきます!』
『気をつけるのよ!いってらっしゃい〜!』

私達が見えなくなるまで見送るお母さんに源太はずっと手を振っていた。

『うちの母さんうるさくてごめんね!』

『ありがたいよなー!お前んち母さん優しいもんな』

いつもは1時間かけて行く道のりも今日はすごく早く感じた。優しい源太は途中で運転を代わってくれた。『MD何か変えるわ!聞きたい曲ある?』
『何でもいいよ』
私は大好きなMr.Childrenの曲をかけた。
『思ったよりも早く着いたな!コンビニでも寄るか』
私達は会場の近くのコンビニでホットコーヒーを買い時間稼ぎをしていた。