『れいちゃん…すまないよじーちゃんが悪かった。そうじゃな!介護福祉士になるんじゃもんな。だから機嫌を直してくれ。れいちゃんの笑った顔が大好きなんじゃよ』
私はあれから祖父に背を向けたままだった。
体中点滴に繋がれ痛いはずなのにずっと髪を優しく撫でながら小さい頃の話を夜が明けるまでしゃべっていた。
どうしてあの時祖父の顔を見てしゃべらなかったんだろ……
あんな態度してしまったんだろう。
もう二度と会えなくなるのに……
【じーちゃんごめんね…】
私はあれから祖父に背を向けたままだった。
体中点滴に繋がれ痛いはずなのにずっと髪を優しく撫でながら小さい頃の話を夜が明けるまでしゃべっていた。
どうしてあの時祖父の顔を見てしゃべらなかったんだろ……
あんな態度してしまったんだろう。
もう二度と会えなくなるのに……
【じーちゃんごめんね…】
