★逆恋☆

すると涼くんの声が背中越しに聞こえた。


しかも可愛いキャラの方で。




















「今学食行っても
もう満席だと思うよ~♪

それに今日は紫乃ちゃん1人でしょ??


どこ行っても紫乃ちゃんのファンがたくさんいると思うなぁ~★笑」












う゛………ι






思わず手の動きが止まった。












涼くんの言ってることは嘘じゃない。




学食は人気だから早く行かないと席は取られちゃうし



真衣がいないと

あたしはいつもファンの子達に囲まれちゃうんだ。


















つまり場所が無いんだ。



ここしか。
































「てゆーか

断ったらどーなるか分かってるよね(笑??」


「Σ!!!」














うひゃぁ!!!ιιι





全身から汗が噴き出したのが分かった。








だからそれ脅しだって!












怯えながら涼くんを見ると


またあの妖しい顔。
























それを見たあたしは


ここにいるしかないんだと悟った。