ガラガラと音を立ててドアを開けて教室を見渡した。
散らかった机と薄暗い室内を見確認したけど
涼くんの姿が見えない。
「涼く……ッ!!?」
右方向から何かが伸びてきて
あたしの手首を掴むと
グイッと引き寄せた。
引き寄せられてあたしの体は前のめりになる。
床にぶつかるーーッ!!
と思ったあたしの頭は
床にぶつかる事無く
ぽすッ
と小さな音を立てて行き止まり。
何が起こったか分からないまま顔を上げると
そこには涼くんが笑って立っていた。
散らかった机と薄暗い室内を見確認したけど
涼くんの姿が見えない。
「涼く……ッ!!?」
右方向から何かが伸びてきて
あたしの手首を掴むと
グイッと引き寄せた。
引き寄せられてあたしの体は前のめりになる。
床にぶつかるーーッ!!
と思ったあたしの頭は
床にぶつかる事無く
ぽすッ
と小さな音を立てて行き止まり。
何が起こったか分からないまま顔を上げると
そこには涼くんが笑って立っていた。
