廊下に響く靴音が遠ざかっていくのを聞きながら




俺はカーテンを開けた。



















まだ



さっきのことに頭が混乱してる。















一つ分かったことは
















あれは確かに藤波で














何でか分からないけど


髪が長いのを隠してるってこと。












歩いて


さっきまで藤波がいた鏡の前に立ってみると

















キラっ



















「?」


















何かが足下で光った。