その表情を見たとたんに






何かが俺の胸にきた。


























肩につくかつかないかぐらいの髪でほとんど隠れてる藤波の表情。



瞳は膝の上にある何かに向けられている。




ずっとうつむいたままの藤波。




何だか不安げな藤波が




























今までよりも


ずっと








周りにいるとりまきよりも



ずっと女子らしくて






















目が離せない。


























心が落ち着かない。



















俺は立ったまんま。



















そんな状態がいつまでも続いていた。