★逆恋☆

周りを見ると
いつの間にか藤波はいなくなっていた。














俺が点入れたの見てないのかな








そう思うとちょっとがっかりだった。






藤波がいた場所をチラリと見る。








さっきまであそこにいたのに


何か用事でもあったのか………



「「キャーッ!!!///」」













思いめぐらしていた俺の頭を
いきなり大音量の声援が通った。




声援の出どころは約10メートル先に設置された
もうひとつのサッカーコート。






おびただしい女子の観客の中に



俺らと同じ





青と黒のボーダーTシャツが見えた。