「波音、ヤバイ」


「え?」



「可愛すぎ」





そう言って、涙は私の頬へと指を這わす。




「……指輪、名前だけじゃなくてメッセージも入れといて良かったな」



「涙が決めて入れたんだよね」




この幸せを忘れないように、って。




「俺、感動した。一緒に居れて幸せだって思ってる人を、絶対もう離さないって思った」



「涙……」




「波音、愛してる」




涙、私もだよ。




「私も……愛してる」





そう言ったのと同時に、重なる唇。




しばらく触れなかった時間を埋めるように




あなたは深く、深く。





愛のこもったキスをしてくれた。







+。I'm very happy to see you.。+





     ―END―