華の恋



それでも…いきなり
あんなことされたら…。



意識…しちゃうよ…。










「…勝ちゃん…そろそろ教えてよ~」



ベッドに座って雑誌を読む勝ちゃん。



そんな勝ちゃんに向かって床に座り
ベッドにひじをついた状態で言う。



かれこれ2時間くらいはこの状況。



もう11時だよぉ~…。



なんか…眠くなってきたかも…。



まぶたが重い……。



「…ん……ひゃっ!!」



なっ、何?



びっくりして目を見開くと
雑誌で華恋をあおいでる勝ちゃん。



「なっ…何してるの…?」



「…寝そう…だったから…」



「なんだ…びっくりしたぁ~」



「…寝るな」



「だって…眠いんだもん。
ってか、誰のせいでこんな時間まで
ここにいると思ってんの!?
勝ちゃんがさっさと話してくれれば…」