華の恋



どの感覚ともまったく違う…。



こんなに…華恋を近くに感じる。



愛しい…そう思える。



キスをしてるだけなのに…
心が満たされていく。



温かくなる…。



すごい…不思議だ…。










「…んっ…っ…あっ!!!!」



いきなり叫んだ華恋。



「…え…どした?」



「学校にかばん忘れちゃったぁーっ」



「は?」



「あせって出てきたから…
あぁぁーーっどうしよう…」



頭をかかえ悩む華恋。



けど、すぐにけろっと笑顔になり、



「まいっか♪」



そう言うと俺に抱きついた。



「勝ちゃんだーい好きっっ!!」