唇と唇が何度も交わる……… 彼女は夢の中で僕と口づけを交わす……… 朝を向かると夢だと落胆する。 「あれが現実だったらな………」 若干気落ちしながらも進藤は学校に向かう。 クラスにつくと飛びつくように斉藤が綾香ちゃんとお喋りを始める。 「いいなぁ……あれが現実になれば……」 「たっくんどうした!?悩みだったらオレに言えよな♪」 「んにゃ、なんもねえよ。独り言だ。」 「そっか、じゃあ大丈夫だな!!」 進藤は斉藤に夢の中の彼女に恋をしてることを秘密にしておいた。