彼女はいつも夢の中で微笑んでくれる………
そして優しく口づけをしてくれる………
夢の中の2人は愛し合っていて、とても幸せな気分になれた。

しかし目が覚めると2人の時間も終わる………

いつしか進藤は朝が嫌いになっていた。

「夢が現実になればなぁ………」

進藤は本気で夢の中の彼女に恋してしまった………

これは叶わない恋だと知っているのに………


こうしてうやむやなまま、斉藤と学校へ行った。

「綾香ちゃんさぁ、昨日さぁ~…………でさぁ♪」

「へぇ~……まぁ良かったやん。」

「………なんかたっくん、最近変じゃね!?」

斉藤は進藤の変化にいち早く気づいた。