「すいませーん…これおかわりで!」 何杯目かわからないお酒を注文する。 「…はい。でも、大丈夫っすか?」 バイトらしい男の子が心配そうに聞いてきたのでビックリした。 「ぇ?あ…大丈夫…」 その男の子は優しく笑って仕事に戻っていった。 私はひたすら飲んで寂しさを消そうとしていた。 「…響太のばぁか」 私が悪口を言った瞬間、カバンの中の携帯が鳴った。