~和也side~


「とにかくこい…」

「意味分かんねぇ!まあ行くわ!」


ピッ!!


なんで俺が潤の為に恋の協力をしてるんだ?
俺は携帯を睨みながら思う。
はるかがお願いしなきゃ絶対協力してないな。

俺がファミレスに戻ると

はるがが嬉しそうな顔で耳元で囁いた。

「凛子ちゃんと潤君!両思いだよ!」


「……ええ!?」


どう言う事だ?

だって潤と凛子ちゃんは痴漢に会った日依頼会ってないんだろ?

どうなってる?


「どう言う事だ?」

「潤君に助けてもらって一目ぼれしたんだって♪」


「でも…なんで潤の事をしってんだ?」

「秀英高校って鞄が指定だからすぐに秀英高校の生徒だって分かったんだって!!!」


アイツ(凛子の兄)が秀英高校だからな…


「でも名前は?」

「潤君ってさあ鞄に自分の名前が入ってるネコのキーホルダー付けてるじゃん?だから名前はすぐに分かったんだって」


なるほど…

潤は女っぽいんだよな

鞄にキーホルダーを付けて………