校門に行くと秀がとっくに待っていた。
「一緒に帰れるなんて光栄だ。」
「そんなに私凄い人じゃありませんよ…」
「アハハ!まあいいよ!俺さファミレスに行きたいんだけど。」
「えっ?ファミレス?」
「うん妹が待っている。」
「えっ妹!?」
なんですか?
いきなり妹さん登場?
「妹がファミレスででる限定のケーキを食べたいらしいけど一人じゃ恥ずかしいから俺についてこいって…………」
「だから私も一緒に?」
「うん」
「まさか…それで私と友達に?」
「それはない?」
なんで疑問系…
まあいいか…
そんな事を思いながら秀と歩き出そうとした時だった。
ガシッ!!
「きゃっ!」
腕を捕まれたので振り向くと……
「和也…君…」
「…デート?」
えっ?
違うよ!!
「違うよ!」
「じゃあ俺も付いてっていいよな?」
えっ?
なんで?

