飛べない鳥

「で、勉強はどうした勉強は、てか俺の部屋で寝るな」

「はぁ?勉強?なにそれおいしいの?」

自重してください

「そういえば前のテスト何位だったんだ?」

「んー31位だった」

「ほーそれはすごいなー33人中31位かー…さてと、たしかここに」

「なんだ?お菓子でも出してくれるのか?」

俺はようやく机の引き出しからソレを見つけた

「これを見てもそんなことしてられるのかな」

ばーんと十姉妹の目の前に見せた

・:*:・'★翼ちゃん妄想ノート★.。・:*:・'☆

「!!!!!!なぜ…それを!!」

「前お前が磨帆に会いに来た時に忘れていった奴だ、勉強しないとこれを読んでやる」


「…………」

なぜか十姉妹を脅したはずなのに本人はきょとんとしている

「三澤…」

「…なんだ」




「お前はいいやつだな―!!!、さっきの言い回しだとまだ読んでないんだな!いいやつだ、しかも引き出しの中に大事にとっといてあるとは…すまなかった、勉強をやろうではないか!!」


「お…おぉ」

ま…やる気が出たなら