飛べない鳥

「いって…」

「おい、またか十姉妹(ジュウシマツ)」

さっきからで俺の隣で歩いている十姉妹 翼はたった25メートルぐらいの廊下を3回もぶつかりながら歩いている

「くっそう!!」

「いい加減その右の眼帯とれないのか?」

彼女の右の眼帯を指す

「むー、ものもらいがなかなか治んなくてなー」

「…ちょっと見せてろよ」

「いやだ…絶対笑う」

「いや、笑わない」

「はっ!!私には見えるぞ、そう言って笑うんだろ、三澤(ミサワ)は、ベタなやつだなぁ」

………ベタゆうな

「でも、もう半年くらい付けてんだろ」

「んーそうだなー、中3になって4月から5、6、…まぁ半年か、今10月だよね」

………………

「ものもらいってそんなにかかったけ?」

「…さぁね…ま、それは置いといて、」

十姉妹は腕を前ならえみたいにして右から左に動かしてから

「さ、委員会いこ」

…まぁいいか