「……もうあたし達の事はほっといて!」


「うわぁ、未来酷い」


これでもかという位睨みつけたのに、シュンくんは未だにヘラヘラ笑い反省の色がない。


「二度とあたしと隼人に近付かないで」


シュンくんには何を言っても無駄。


そう察したあたしは、手に持っていた学生鞄を肩にかけて勢いよく走りだした。