校門の前に着き、4階建ての校舎を見上げる。 校舎の一角にはまだ電気が点いている。 まだ委員会は終わっていないようだ。 俺はすぐさま携帯を取り出して、未来にメールを送った。 『校門前で待ってるから』 未来がいつ出てくるか分からないから、この場所を離れるわけにはいかない。 「待つしかねぇか」 仕方なく俺は、校門の前で未来が出てくるのを待つことにした。