「……――おい!ちょっと待て!!」


「……隼人?どうしたの?」


後ろから腕を掴むと、美咲は目を見開いて驚いた。


「どうせだし、茶でも飲んでいけば?」


「……今から?どうしようかなぁ」


渋っている美咲に俺はニコッと笑い掛ける。


「いいだろ?俺達、今日から彼氏彼女の関係なんだし」


「……そうね。じゃあ、ちょとだけお邪魔するわ」


そう言うと、美咲はクルりと体を回転させてニコリと微笑んだ。