それを聞き武市は以蔵に一括した




「阿呆のおまんに何がわかるゆうがじゃ!おまんは俺に従う犬になっておればえいんじゃ!!!!!!」




以蔵はハッとした




どんなに命がけで、"主"の為に働いても所詮足軽は足軽、飼い犬同然であった




「俺は飼い犬か?」



その問い掛けに武市は無言で後ろを向き



以蔵は涙を流し武市を見る事無くその場を去った