「何よー!私が知らない間にちゃっかり進展してるじゃない!」


よく晴れた空の下

私と真穂は中庭にある白いベンチに座りお昼を食べていた


「し、進展ってほど何もしてないんだけど…」


さっき話した秋兄とのことをしつこく聞いてくる真穂


せっかくのタマゴサンドがなかなか食べられない


「んで?その後どこ行ったのよ」


真穂は前のめりになりながら聞いてくる


「いや、あの後はね…」



私は2日前の出来事を思いだしていた


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