「愛梨も気がきくじゃんか!」

ロッカールームのドアに手をかけた瞬間…

後ろで声がした


「あ、あ、秋兄っ!」

「お前も大変だな」


ニヤリと笑い、タオルでおでこの汗を拭っていた

ドキドキ…

かっこよすぎるんですけど…


汗で乱れた髪

私を覗き込む瞳


全部にキュンってする


「な、なにが?」

「慶悟と真穂だよ!くっつくのも時間の問題かな~?」


秋兄はあごひげに触れながら天井を見上げた