空の上からの

「髪の毛切ってない…!」


俺の髪は色が落ち、長くてボサボサになっていた。


「和樹は起きてんのか?」



常識で考えればこんな時間に友達を呼んで、わざわざ髪を切らせるなんて最低だと思う。
でも予想以上にだらしない髪型だった。



俺は迷わず和樹に電話した



「はぃ…?」


今起きたのか、声が裏返っていた


「今から俺ん家来い!早くな!」


「はぁ!?」



俺は和樹を無視して電話を切った
最低な男だな。って自分で自覚する。

和樹はくんのか?


俺は和樹を待ちながら外を見ていた