空の上からの

バスに揺られ和樹と別れ家についた。


母にご飯を食べろと言われたが食べる気がしなかった


「はぁ…」

またため息



でも辛いため息じゃなくて幸せなため息。
今日はあの子が笑ってくれた。


「はは…」

ニヤけが止まらない
自分でも馬鹿じゃないかって疑うくらいおかしい自分が居る

俺は自分の部屋に行った
「~♪♪」



急に俺の携帯が鳴った。
和樹からの電話だった


「なん?」



「楓!俺好きな人ができた!いっこ年上の人でさ、今メールしてて付き合えるかも!」


またかよ…
俺は軽く呆れた


和樹は俺でもわかるくらいかっこいい。
明るいし、優しぃ。和樹が何人と付き合ってきたかなんて到底数えられないくらいだろうな。



「よかったな!頑張れよ!」


「ありがと!じゃあな!」



和樹はいいな…

電話が切れた後少し和樹が羨ましかった



「俺も…あの子と…」


独り言を呟きながらベッドの上に乗った。