「古雅君、ここは男所帯で君にとってはつらいかもしれんが・・・みんな良いやつばかりだ。安心していいぞ」 「はい・・・」 優しい笑みの近藤さんに曖昧な返事しかできなかった。 うまくやっていけるかどうか、わからなかった。 それ以前に、これは全て夢なんじゃないか、とさえ思えて現実味がない。 けれど、昨日土方さんが手をとってくれたとき、その手は確かに暖かかった。 それが何よりの真実だった。