「約束の…ハイ。」
別れ際、彼女の家の前。
待ちに待ってたチョコレート。
「ありがとうございます!!!」
実を言うと、今年のバレンタイン。
チョコの数はユカの1つだけだったりする。
“彼女から”というのは勿論だけれど、
…なので、かなり嬉しい。
「開けて良い?手作り?」
俺は紙袋から箱を取り出した。
「待って!」
手を出される。ちぇ。
「家帰ってから開けて。この場では恥ずかしいから!」
…どんなに恥ずかしいチョコレートなのかと思ったら(ハートに『YAMATO LOVE』とかね。)、自分の部屋で開けた箱の中には、手紙が入っていた。



