「どうも…」
顔が真っ赤になるのがわかっていても、彼女達がいる以上、逃げ出すことは出来ない。
「なに、ユカ、こんな彼氏が居たんだ~」
ミノリちゃんが、ユカを肘でつついた。
あれ、なんか見たことある、見たことあるよこんな女子トーク!!!
「も、もういいでしょっ!あ、アタシ今から用事があったんだ、ヤマト、ついてきて!!」
「うわ、ユカこの場から逃げ出そうとしてるよ」
「良いじゃん。」
「良くないー。ま、じゃあ帰るかな。ユカの彼氏も見たしね。」
「お幸せに」
と女子ノリでとことん突っ切られた。
恥ずかしいったらありゃしない。
しかもこの光景が、ユカの学校前で行われているのだ。
帰宅ラッシュ中の校門前。
何人に見られたのだろう。
…はあ。



