2月14日。テスト最終日。つまりはバレンタインデー。
うきうきとばくばくが共存してる心臓に、さらに衝撃が乗っかった。
「おはようヤマト!実は、ちょっと急展開でっ…」
ハラくんが何か言いたげだけれど、パニックで何を言いたいのかわからない。
「何、落ち着け、深呼吸して」
ふうーはあーふうーはあー
タップタプなお腹が収縮する。
笑いがこみ上げてくるのを我慢しながら、真剣なまなざしで聞く。
「姉ちゃんが、麗奈姉ちゃんが、喧嘩して昨日夜中にこっち来たんだよ!」
「…はあ?喧嘩?誰と」
家族かなんかと大喧嘩したんだろうな、と思いつつ。
すると、ハラくんが暗い顔をした。
「カイジくんとらしいんだよね。その理由が…」
「お早う。」
後ろを向くとカイジがいた。
マスクをして、ただでさえガラの悪い顔がもっとガラの悪い顔になって、とても機嫌が悪そうで。
「「お、おはよう…」」
完全にビビった。チビリカケタ。



