「麗奈ー、って、え、ヤマト?」 カイジがトイレから帰ってきた。 遅い、遅えぞこいつ。 「今から家帰るとこ。偶然カイジ待ちの麗奈さんに会って、喋ってた」 「へえ。そっか悪い」 「いえいえ、じゃあな」 「おう」 後ろを振り返った。 麗奈さんがグチグチなにか言っている、その機嫌が悪そうな顔と、カイジのいつものカイジじゃない顔。 世話焼きな所は一緒だけれど、麗奈さんだけには、誰にも見せてない顔を見せてると思った。 この2人、本当に何にもねーのかな 俺は一人切符を買って、改札に入った。