D U S H ! !




ま、首突っ込むのは面倒だし、俺には全く関係ないし。

そう思ってライブを終えた夜、偶然にも麗奈さんに会ってしまった。


「あ、どうも」

「どうも。」


自転車で来るのが面倒臭くて電車に乗って徒歩で来ていた俺は、今から改札に入る途中。

そして彼女は多分、ホームから出てきたところなんだろう。


「あの…カイジは?」

「あ、トイレだって。」

「へえ。あ、楽しかったですか、ライブ」

「うん。もう超スゴかった。ヤバいねあれは!!興奮まだしてるかも、ハハ」

「そうすか、よかったすね!じゃ、俺はこれから帰るんで」

顔だけで少し会釈をして、切符売場に向かおうとした。


なのに何故か呼び止められる。


「カイジ戻ってくるまで待ってて」

「えぇ~」

早く帰りてーのに。
そう思ったけれど、周りを見るとスーツやド派手で変な服やオタクちっくな服装をした男ばっかり。

確かに一人で待つのは怖いか。


「カイジが戻ってくるまでですよ」

そう言って俺達はカイジを待つことにした。