それから、何事もなかったように皆と普通にライブハウス前で別れて、普通に自転車で家に帰った。

まだあの興奮は冷めない。

ライブは大成功だった。

勿論、間違えたところもあったけれど。

まだまだなのは、充分に分かってるけれど。

ひゃっほう!


「なに、あの盛り上がり様。…最高!」


なのに、冷めたくないのに、現実はすぐにやってくる。