D U S H ! !



「おお…!感動!!歌詞に自分のようなことが載ってるのって嬉しいな!」

瞳をキラキラさせて鮎川は歌詞を読む。
実はいつでも歌詞を覚えられるように、肌身離さず歌詞を書いた紙を持っているのだ。


なんだか毎日がウキウキしてて、早くライブの日にならないかなあ、授業中も昼飯の時も、家に帰るまでの時間も、ずっとライブのことを考えていた。


「…な、今日ライブハウス寄らね?ユカちゃんのバイトの日だし」

ユカに会いたくて仕方のない鮎川と、

「あ、ああ」

ユカとは会っても恥ずかしくって何にも話せないだろう俺。



確実にDASHEDfc-へと向かう足取りが違う。