「それで告白も連絡先も渡さないまま自動的にフラれたってわけ!」

「そんな酷い言い方するなよ~」


翌日の夜、俺達はDASHEDfc-に居た。

今はユカに愚痴を聞いてもらっている最中。



「ヤマトくんはよく頑張ったって。そんなこと人生に何度もある。ただ人より経験するのが早かっただけ」

「ユカそれいい言葉ー」

親指を立て目を細めて言うと、哀れみのような顔して笑われた。

ちゃんと答えてくれてんのかそうじゃないのか、どっちなんだよ。

「そんなヤマトくんに朗報です」

ふふふと笑うとユカはたいそう嬉しそうに言った。


「何、デートしてくれんの?」

「馬鹿らしありえない」

「うー(泣)」



「だっしゅの初ライブが決まりましたー強制でーす♪」



まじか!!