「だって〜…」

あたしは下を向いて、ボソッと言った。


「はいはいっ!舘川が好きだもんね!!た・て・か・わがっ!


「ちょっと声でかい!!」


そう…あたしは担任の先生であり、体育の先生である"舘川 楓人"に恋をしている。


「で?いつになったら告るのー?」


千佳は、屋上のベンチに寝転びながらあたしに聞いた。


「告るなんてムリムリ!!先生、超ーモテるし!!」


「ずっとこのままって訳にもいかないでしょー?」


そうだけど…


"勇気がないから言えない"

言わなきゃとは思うけれど、言い出せない。そんな自分がすごく腹立たしい。