キミの夢を初めて聞いたとき


あたしは叶ってほしいと心から願った



ここからいなくなってしまう


もしかしたら同じ国にすらいなくなってしまうかも



それでもお願いするわ


キミの夢が叶いますようにと



けれどキミの前でのあたしは可愛いげのない子だから


いつもどおりに振る舞うの



言いたい放題言って


笑って


そんなあたしは女としてキミの瞳に写ってはいないでしょう



それでも構わない


キミの中に“あたし”が残っていてくれるのならば



だからあたしは可愛いげのない子でいるわ


キミに普通の子として見られて


キミの中に残らないなんて絶対に嫌だから