闇の音





「さーちゃん…沙良。好きだよ。愛してる。俺にはおまえしかいないんだ」


「爽ちゃん…ありがとう…。私にも爽ちゃんしかいなかったんだよ」



好き。

好き。


ずっと好きだった。


忘れようとしても

忘れられなかった。



ずっと爽ちゃんを求めてた。