「そうかな?越智君が見逃してるだけじゃないのかな」
あたしは越智君に背を向けると、家に向かって歩き出そうとする
が、越智君に手首を掴まれた
「待って。涼宮の好きなヤツって…」
「テレビ、いいの?予約してないんでしょ」
お願い
それ以上、聞かないで
思わず言ってしまいたくなっちゃうから
越智君が好きって言葉にしてしまいそうで怖いの
だから、もうこれ以上はやめて
「陽菜っ、こんな時間まで何をしてるんだ」
背後から低い声がした
越智君の視線が上を向く
あたしも後ろに振り返った
「大ちゃん?」
スーツを着て、黒縁の眼鏡をしている岡崎大樹が息をきらして立っていた
あたしは越智君に背を向けると、家に向かって歩き出そうとする
が、越智君に手首を掴まれた
「待って。涼宮の好きなヤツって…」
「テレビ、いいの?予約してないんでしょ」
お願い
それ以上、聞かないで
思わず言ってしまいたくなっちゃうから
越智君が好きって言葉にしてしまいそうで怖いの
だから、もうこれ以上はやめて
「陽菜っ、こんな時間まで何をしてるんだ」
背後から低い声がした
越智君の視線が上を向く
あたしも後ろに振り返った
「大ちゃん?」
スーツを着て、黒縁の眼鏡をしている岡崎大樹が息をきらして立っていた


