君を愛す ただ君を……

凛が不思議そうな顔をして、俺を見ていた

「雑誌の人らしい。大会の取材をするんだって」

俺が簡単に説明をした

大会の取材というか…優勝候補の大学の取材だろうな

なんかこの前来た時も、バシバシ写真を撮ってたなあ

「莱斗さん、雑誌に載るんですか?」

「さあ? よくわかんないなあ。俺、自分が載った雑誌とかってあんま見ないから」

「え? 今までにも載ったことがあるんですか?」

「まあ、ね。バスケの優勝候補って言われてる大学だから。ちらっとね」

「凄いですね」

「別に、大学が凄いんだよ」

…とか言って、すげえ嬉しくなってる俺がいるけど

他の女に言われても、「はいはい」って感じなのに、どうしてだろうな

凛に言われるだけで、ハイテンションになれる

俺、家に帰って筋トレしてから寝よう…とか考えてる

単純だな、俺って

凛の仕草や言葉で、浮いたり沈んだり…激しすぎ

凛が好きだ

誰にも渡しくないくらい

でも俺には、旦那のもとに帰る凛を止められない

「莱斗さんが載ってる雑誌…教えてください。見てみたい」

凛が目を輝かせて、言ってくる

俺は覚えている限りの雑誌名と号数を言った