「俺が持つから」
俺は、ケースを持ち上げると階段をさっさと登った
一年に一言、言わないと気が済まない
こういうのは一年がやるべきなんだよ
「さすがライちゃん!」
おやっさんが、背後でひゅーと口笛を吹いたのが聞こえた
「なんで1年が持ってこないんだよっ」
2階に到着するなり、俺は大きな声で怒鳴った
バスケで鍛えは声量は、部屋中に響く
みるみる一年たちの顔色が青くなるのを見ながら、俺は「早くケースを取りに来い」と言わんばかりの顔をした
青い顔をした1年生の一人が、慌てて俺に駆け寄るとビールのケースを受け取った
「す、すみません」
冷や汗をかきながら、ぺこぺこと頭をさげた
「凛が一人で運ぼうとしてたぞ」
俺が階段をあがってきた凛をちらっと見た
「すみません」
ぺこぺこと男子が、階段を登り終えたばかりの凛にも謝った
もっと深く頭を下げろよなあ
「え? あ…いえ」
凛が首を左右に振りながらも、手も一緒に振った
凛のほうが申し訳なさそう顔をしている
悪いのは一年なのだから、凛がそんな顔をする必要なんてないんだ
「力仕事は全部1年の仕事だから。やらなくていいよ」
俺は靴を脱いで畳にあがると、小さな声で凛に囁いた
「ごめんなさい。佐久間さんに、ビールがないって下に言ってきてって言われので…」
「あ…そう。佐久間が、ね」
俺はちらっと佐久間の顔を見た
佐久間が、俺から視線を逸らして、気まずそうな顔をしている
俺と凛の仲が気になるからって、凛に失礼だろ
…気になるなら、俺に直接質問しろよ
俺は、ケースを持ち上げると階段をさっさと登った
一年に一言、言わないと気が済まない
こういうのは一年がやるべきなんだよ
「さすがライちゃん!」
おやっさんが、背後でひゅーと口笛を吹いたのが聞こえた
「なんで1年が持ってこないんだよっ」
2階に到着するなり、俺は大きな声で怒鳴った
バスケで鍛えは声量は、部屋中に響く
みるみる一年たちの顔色が青くなるのを見ながら、俺は「早くケースを取りに来い」と言わんばかりの顔をした
青い顔をした1年生の一人が、慌てて俺に駆け寄るとビールのケースを受け取った
「す、すみません」
冷や汗をかきながら、ぺこぺこと頭をさげた
「凛が一人で運ぼうとしてたぞ」
俺が階段をあがってきた凛をちらっと見た
「すみません」
ぺこぺこと男子が、階段を登り終えたばかりの凛にも謝った
もっと深く頭を下げろよなあ
「え? あ…いえ」
凛が首を左右に振りながらも、手も一緒に振った
凛のほうが申し訳なさそう顔をしている
悪いのは一年なのだから、凛がそんな顔をする必要なんてないんだ
「力仕事は全部1年の仕事だから。やらなくていいよ」
俺は靴を脱いで畳にあがると、小さな声で凛に囁いた
「ごめんなさい。佐久間さんに、ビールがないって下に言ってきてって言われので…」
「あ…そう。佐久間が、ね」
俺はちらっと佐久間の顔を見た
佐久間が、俺から視線を逸らして、気まずそうな顔をしている
俺と凛の仲が気になるからって、凛に失礼だろ
…気になるなら、俺に直接質問しろよ


