君を愛す ただ君を……

凛と同じシフトの日が待ち遠しかった

あの子に会いたい

あの子と話をしてみたい

そればかりが俺を支配する

その煩悩を吹き飛ばすためだけに、バスケに集中し、トレーニングをしていた

こんな風に誰かを強く想ったのは初めてだ

バスケよりも、気になる女性ができるなんて…ないと思ってた

バスケはバスケ

彼女は彼女と割り切れる男だと思ってた

けど、違うみたいだ

あの子に会いたくて、会いたくて、心がウズウズしている

でもきっとあの子を目の前にしたら、話しなんてできないんだろうな

緊張しちゃって、心臓の音が激しくて、頭が真っ白になって何も言えなくなっちゃうんだ

俺って……ガキみたいだ

凛と会える日の朝はいつもより、早く目が覚めた

髪型なんて気にしないのに…鏡で念入りにチェックをする

俺は10代の恋愛真っ盛りの女か?…と鏡に映る己に突っ込んで、やっとバイトに行こうとアパートを出た

バイトに入る

まだ凛がいないのに、そわそわしている自分が情けなくなる

それでもやっぱり、そわそわしている気持ちを抑えることができなかった

レジを打ちながら、時間を見てしまう

あと数分で来る…と思うだけで、心臓が壊れそうだ