「俺は必要ないみたいだな。どうぞ、弟とごゆっくり」
俺は「待って」と呼びとめている綾芽を無視して、電話を切った
何が『今、必要なの』だよ
しっかり他に男がいんじゃん
俺と付き合う意味があるのかよ
俺が好きだって言ったのに…他の男の腕で可愛がられてるんじゃん
俺が彼氏でいる意味があんのかよ
携帯が鳴った
相手は綾芽から
コール音は10回を過ぎても鳴り続けている
「煩いっ!」
俺は携帯を壁に向かって思いきり投げつけた
ゴンっとなった携帯が、床の上に転がった
「くそっ」
それでも携帯は鳴り続けて、数秒後に音がやんだ
俺は携帯を手に取ると、電源を落とした
「俺って進歩ねえなあ」
俺は右手に携帯を握ったまま、左手で髪を掻きあげた
友人たちからは、『来る者拒まず、去る者追わず』なんて言われてるけど、俺だってそれなりに選んでる
この子なら、俺の気持ちを理解してくれる
俺をわかってくれるんじゃないかって思う
『天才』なんかじゃない、俺をみてくれるんじゃないかって
でもバスケ絡みで知り合った女は、俺の素顔を見てくれようとしない
表の俺だけを見て愛し、彼女になれたことをまわりに自慢するだけ
俺はただの飾りなんだ
『私、有名な人と付き合ってるのよ』と自慢したいがための女の自慢材料とでも言うのか…
俺だって、俺なりの『好き』を表現してた
「次は、俺がバスケをやってるって知らない女にしよ」
俺は携帯をテーブルの上に置くと、ベッドに潜った
俺は「待って」と呼びとめている綾芽を無視して、電話を切った
何が『今、必要なの』だよ
しっかり他に男がいんじゃん
俺と付き合う意味があるのかよ
俺が好きだって言ったのに…他の男の腕で可愛がられてるんじゃん
俺が彼氏でいる意味があんのかよ
携帯が鳴った
相手は綾芽から
コール音は10回を過ぎても鳴り続けている
「煩いっ!」
俺は携帯を壁に向かって思いきり投げつけた
ゴンっとなった携帯が、床の上に転がった
「くそっ」
それでも携帯は鳴り続けて、数秒後に音がやんだ
俺は携帯を手に取ると、電源を落とした
「俺って進歩ねえなあ」
俺は右手に携帯を握ったまま、左手で髪を掻きあげた
友人たちからは、『来る者拒まず、去る者追わず』なんて言われてるけど、俺だってそれなりに選んでる
この子なら、俺の気持ちを理解してくれる
俺をわかってくれるんじゃないかって思う
『天才』なんかじゃない、俺をみてくれるんじゃないかって
でもバスケ絡みで知り合った女は、俺の素顔を見てくれようとしない
表の俺だけを見て愛し、彼女になれたことをまわりに自慢するだけ
俺はただの飾りなんだ
『私、有名な人と付き合ってるのよ』と自慢したいがための女の自慢材料とでも言うのか…
俺だって、俺なりの『好き』を表現してた
「次は、俺がバスケをやってるって知らない女にしよ」
俺は携帯をテーブルの上に置くと、ベッドに潜った


