莱斗さんがソファから立つと、松葉杖でアロマキャンドルに火をともす
「あ…アロマの良い匂い…てことは、アキ、今夜も失敗?」
居間のドアを開けたパパが、にっこりと笑う
「だから、なんで私だってすぐにわかるのよ!」
「だって失敗する人はアキしかいないし」
「凛ちゃんかもしれないよ?」
「凛は料理上手だから」
「何よ、親子して同じ答えで!」
アキさんがぷんぷんと怒りながら、キッチンをドタドタと足音を鳴らす
「足、楽になるまで、ウチでゆっくりするといいよ」
パパが莱斗さんに笑いかけた
莱斗さんが「ありがとうございます」と頭をさげると、パパが首を振ってから居間を出て行った
「今日は…もしかして奥さんが病院に来た?」
アキさんが、お兄ちゃんに質問をする
「ああ。来たよ」
「やっぱり」
アキさんが寂しそうに微笑んだ
「怪獣のごとく荒して帰った」
お兄ちゃんの言葉に、アキさんがくすくすと肩を揺らして笑った
「あの人が荒さないで帰った日なんてないよ」
アキさんの言葉に、あたしの胸が痛くなる
どうして、アキさんが笑えるのか
わからない
だって……パパとママが会ってたのに、傷ついた顔を一瞬で隠して笑顔になるアキさんの気持ちを考えると、苦しくなる
「あ…アロマの良い匂い…てことは、アキ、今夜も失敗?」
居間のドアを開けたパパが、にっこりと笑う
「だから、なんで私だってすぐにわかるのよ!」
「だって失敗する人はアキしかいないし」
「凛ちゃんかもしれないよ?」
「凛は料理上手だから」
「何よ、親子して同じ答えで!」
アキさんがぷんぷんと怒りながら、キッチンをドタドタと足音を鳴らす
「足、楽になるまで、ウチでゆっくりするといいよ」
パパが莱斗さんに笑いかけた
莱斗さんが「ありがとうございます」と頭をさげると、パパが首を振ってから居間を出て行った
「今日は…もしかして奥さんが病院に来た?」
アキさんが、お兄ちゃんに質問をする
「ああ。来たよ」
「やっぱり」
アキさんが寂しそうに微笑んだ
「怪獣のごとく荒して帰った」
お兄ちゃんの言葉に、アキさんがくすくすと肩を揺らして笑った
「あの人が荒さないで帰った日なんてないよ」
アキさんの言葉に、あたしの胸が痛くなる
どうして、アキさんが笑えるのか
わからない
だって……パパとママが会ってたのに、傷ついた顔を一瞬で隠して笑顔になるアキさんの気持ちを考えると、苦しくなる


