そして、俺は気が付いてしまった。あの、笑顔。 ・・・・尚登だ・・・・。 横にいる啓太を見ると、こいつも気が付いているようだ。ぽかんと口を開けている。 「陸・・・あの3番・・・」 「ああ。啓太の想像通りだと思う。」 「勝ち、だろうな。」 「・・・俺も、そう思う。」 俺たちは、早々に、優勝者予想の紙に、 “③番の女の子” と書いた。