「わたしは外で遊びたいのよ!そういう年頃なのよ!わかるかしら!?」

「はあ…しかしお嬢様。今年で16歳のあなたがそのような幼稚な考えでよろしいのでしょうか……」

「なんですって!?キサラギ…あなた…。

いい!?わたしはね、昔から外で遊ぶことを禁じられて来たのよ!
その反動がここで来るのも当然じゃなくて!?」

「…申し訳ないのですが…私にはわかりかねます」

「ウガーッッ!!」

「あ!お嬢様!シーツを噛み切ろうとするのはいけません!」


まったくわかってない!

キサラギはまったくわかってない!

がじがじとシーツを噛みまくるわたしを慌てて止めようとするキサラギ。

わたしはシーツに八つ当たりするくらいストレスが溜まっているのよ!


おわかりかしら!?